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それゆけ! 歴史街道 ―よこ道、うら径、まわり路、ときにゆきどまり途―

それゆけ! 歴史街道
―よこ道、うら径、まわり路、ときにゆきどまり途―

細野 哲弘 著

価格 1,800円(本体価格)+税 
ISBN 978-4-904979-32-7
発売日 2021/2
ページ数 300ページ(+巻頭口絵8ページ)
版型 A5判 ソフトカバー
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概要

子どものころから歴史好きな元官僚が、自分の足で探し書き留めた、ディープな日本の歴史物語。

「歴史をたどるという作業を、素人は素人なりに楽しい事である」とする著者は、子どものころからNHKの大河歴史ドラマ第一回からの視聴者でもある。本書では著者は現地にすべて足を運び、まさに歴史を“疑似体験"するという手法で、「ちょっといい話」、「意外なこぼれ話」、「自ずと背筋の伸びる話」を収録している。結果、そのやり方は本書に十分生かされており、まさに“素人"だから可能な歴史採録ものとなっている。並みの歴史学者を遥かに超える内容。

細野哲弘 プロフィール

1952年12月岐阜県生まれ。京都大学経済学部卒。1976年4月通商産業省(現 経済産業省)入省。通商貿易政策、中小企業政策、流通政策関係部局のほか、マレーシア、ドイツ日本国大使館勤務などを経て資源エネルギー庁資源燃料部長、同庁次長、経済産業省製造産業局長、特許庁長官、資源エネルギー庁長官などを歴任。
2011年9月退官後、(株)みずほ銀行顧問、(株)JECC代表取締役社長などを経て2018年4月より独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)理事長。
「学校で知っておきたい知的財産権」1~3巻(汐文社)監修。

目次

はじめに
妻たちの戦 四部作

尼御台と竹御所
心みじかの春の山風
摩利支天・誾千代見参
亭主殿、今日はいずこで縄張りか

美濃 四部作

高須輪中の縁
墨俣の一夜城
美濃の交代寄合衆
もうひとつの関ヶ原

信長 四部作

下天のうちを比らぶれば
五の次は六
弾正忠家の台所
是非に及ばず ─信長の戦いの流儀にみる打算と報い─

幕末 四部作

以って瞑すべし ─近代産業国家の設計図面を引いた男─
一文字大名 脱藩す
碧空に月また新たなり
男子の義胆堅きこと鉄に似たり

「見立て仮説」 二題

みずほの国の司馬遼太郎(試論)
中世寺社勢力の実力 ─室町幕府と禅寺の関係を中心に─